大阪ヨーロッパ映画祭(おおさかヨーロッパえいがさい、英称 Osaka European Film Festival)は、大阪市で毎年11月に開催される映画祭。映像芸術を主な媒介に、日欧交流促進並びに地域文化振興への寄与をめざし、上映・展示・講演など各種イベントを企画・構成、のべ1ヶ月に渡る“日欧文化交流事業”として1994年より毎年開催。様々な人種・多様な価値観が混在するヨーロッパ各国の作品を幅広い国籍とテーマで紹介。
沿革
- 1994年(平成6年):第1回目の大阪ヨーロッパ映画祭が開催される。
- 企画・制作:大阪ヨーロッパ映像文化振興会
- 主催:大阪ヨーロッパ映画祭実行委員会
年度別
1994年
- 名誉委員長:ルイ・マル
- 主な上映作品:『ありふれた事件』『イヴォンヌの香り』『ワイルド・ウエスト』
1995年
- 名誉委員長:カルロス・サウラ
- 特集:F・W・ムルナウ特集、ホセ・アントニオ・システィアガ特集
- 主な上映作品:『愛よりも非情』『42丁目のワーニャ』『メランコリー』
1996年
- 名誉委員長:ベルナルド・ベルトルッチ
- 主な上映作品:『そして僕は恋をする』『リディキュール』『8日目』
1997年
- 名誉委員長:ヴィム・ヴェンダース
- 特集:アンリ・アルカン特集
- 主な上映作品:『ぼくのバラ色の人生』『ニル・バイ・マウス』『エストレーリャ(星)のまわりで』『ミクロコスモス』『キャラクター/孤独な人の肖像』『エンド・オブ・バイオレンス』
1998年
- 名誉委員長:ナンニ・モレッティ
- 特集:ナンニ・モレッティ特集
- 主な上映作品:『バンディッツ』『不安』『神のみぞ知る』
1999年
- 名誉委員長:パウロ・ローシャ
- 特集:ジャン=フィリップ・トゥーサン特集
- 主な上映作品:『アンダー・ザ・サン』『ザ・ジェネラル』『黄金の河』
2000年
- 名誉委員長:アラン・タネール
- 特集:『オランダ映画特集』『短編映画特集』
- 主な上映作品:『星降る夜のリストランテ』『エブリバディ・フェイマス!』『イルマ・ヴェップ』
2001年
- 名誉委員長:カルメン・マウラ
- 特集:『短編映画特集』
- 主な上映作品:『みんなの幸せ』
2002年
- 名誉委員長:ジャック・ペラン
- 特集:『ジャック・ペラン特集』『短編映画特集』
- 主な上映作品:『WATARIDORI』『ふたりのトスカーナ』『マニトゥの靴』
2003年
- 名誉委員長:ブレンダ・ブレッシン
- 特集:『オーバーハウゼン国際短編映画祭』
- 主な上映作品:『息子のまなざし』『メディチ家のジョヴァンニ』『ボリスの恋』
2004年
- 名誉委員長:ヤン・デクレール
- 特集:『タンペーレ短編映画』
- 主な上映作品:『ウィルバー』『コーラス』
2005年
- 名誉委員長:ジェローン・クラッベ
- 特集:『ドイツ アニメーション フィルム』『キンダーフィルム』
- 主な上映作品:『マリオの生きる道』『髭を剃る男』『ひとすじの温もり』
2006年
- 名誉委員長:アドリアーナ・アスティ
- 特集:『チェコ映画回顧展』『クロアチア キンダー・フィルム』『フランス短編映画』
- 主な上映作品:『人生は、奇跡の詩』『サラエボの花』『ミラーマスク』『僕がいない場所』
2007年
- 名誉委員長:アンジェイ・ワイダ
- 特集:『アレクサンドル・ソクーロフ20世紀3部作』『子供映画特集』
- 主な上映作品:『いのちの食べかた』『Climates/うつろいの季節』『デイズ・オブ・グローリー』『マルタのやさしい刺繍』『タクシデルミア ある剥製師の遺言』
2008年
- 名誉委員長:モーリス・ジャール
- 特集:『ヌーヴェルヴァーグから 遠く離れて』『伝説の巨匠 デヴィッド・リーンとモーリス・ジャール』
- 主な上映作品:『永遠のこどもたち』
2009年
- 名誉委員長:ベントゥーラ・ポンス
- 特集:『映画都市・大阪とハンブルク 』『フランダースの名優ヤン・デクレール 』『オランダ特集』
- 主な上映作品:『LOFT』『美しく生きて~アニエラと犬~』『隣人』『アテネの恋人たち』
2010年
- 名誉委員長:ジョアキム・デ・アルメイダ
- 特集:『ポルトガルの風』『トーマス・アルスラン監督特集』『ヤスミラ・ジュバニッチ監督特集』『キンダーフィルム特集』
- 主な上映作品:『40』『一日のいのち』『面影』『サラエボ、希望の街角』『的中』『ブレンダンとケルズの秘密』『世界のCMフェスティバル・ショートバージョン』
外部リンク
- 大阪ヨーロッパ映画祭 公式サイト (www.oeff.jp)
- 大阪ヨーロッパ映画祭 @ FACEBOOK
- 大阪ヨーロッパ映画祭 (@OEFF) - X(旧Twitter)


