諏訪 盛政(すわ もりまさ)は、信濃諏訪藩の家老。諏訪図書家第2代。藩主・諏訪頼水の娘婿。

生涯

慶長19年(1614年)、大坂の陣の際に、藩主・頼永が甲府城守備を命じられ、その供をした。元和6年(1620年)、頼永が幕府より大坂加番を命じられ、その供をした。

元和7年(1621年)、父・頼雄の隠居により15歳で家督と知行1,000石を相続する。父より妖怪火車の爪と、藤嶋友重の刀(火車切)を譲られた。火車切は、母(松平一生の娘)が嫁ぐ際、松平家から贈られたもので、松平近正(一生の父)が火車退治に用いたものと伝わる。

寛永3年(1626年)、松平忠輝が諏訪藩に預けられることとなり、その警護を任される。

寛永10年(1633年)、家督を嫡男の盛住に譲り隠居する。貞享2年(1685年)3月21日、諏訪で死去。

人物

  • 狩猟好きな忠恒の供を、従兄弟の大祝頼寛と共に務めた。
  • 雅を好んで、暇があれば書を揮毫し、贈られた人々はこれを珍重した。

参考文献

  • 諏訪教育会『諏訪史年表』
  • 諏訪教育会『諏訪資料叢書第27巻』
  • 諏訪教育会『諏訪の近世史』

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