アンソニー・デバンテ・エドワーズAnthony DeVante Edwards, 2001年8月5日 - )は、アメリカ合衆国ジョージア州アトランタ出身のプロバスケットボール選手。NBAのミネソタ・ティンバーウルブズに所属している。ポジションはシューティングガード。愛称は「アントマン」または「アント」。

経歴

生い立ち

少年時代はアメリカンフットボールでランニングバック、クォーターバック、コーナーバックとしてプレーし、ユースチームに選出されるほどの実力の持ち主だったが、兄がバスケットボールをプレーする姿を見て自身もバスケを始め、以降バスケに専念した。

ハイスクール

高校4年目のシーズンに平均29得点、9リバウンド、2アシストを記録し、マクドナルド・オール・アメリカンやジョーダン・ブランド・クラシックに選出された。

リクルート

世代トップクラスの選手として、ESPNなどの主要サイトから5つ星評価を受けた。2019年2月11日にジョージア大学へのコミットを発表した。他にはフロリダ州立大学、カンザス大学、ケンタッキー大学、ノースカロライナ大学などからもオファーを受けていた。ジョージア大学ヘッドコーチのトム・クリーンが、自らの憧れるドウェイン・ウェイドやビクター・オラディポをかつて指導していたことが決め手となった。

カレッジ

2019-20シーズン、2019年11月5日のデビュー戦で24得点を記録した。これは1979年のドミニク・ウィルキンス以来、同大学の新人のデビュー戦最多得点記録であった。1年目からエースとして活躍し、チームトップの平均19.1得点を記録。オールSECセカンドチームに選出され、SEC新人王を受賞した。

2020年3月20日に2020年のNBAドラフトへのアーリーエントリーを表明。代理人と契約し、ドラフトに向けた準備を進めるためチームを離脱した。

ミネソタ・ティンバーウルブズ

2020年のNBAドラフトにて1巡目全体1位でミネソタ・ティンバーウルブズから指名された。

2020-21シーズン開幕当初はベンチからの起用が続いたが、フィールドゴール成功率が40%を下回るなど苦しんだ。しかしシーズン途中にヘッドコーチがクリス・フィンチに交代してからは先発で起用されるようになり、得点を量産。2021年3月19日のフェニックス・サンズ戦でこの時点でのキャリアハイとなる42得点を記録した。このシーズンは全72試合に出場して平均19.3得点、4.7リバウンド、2.9アシストを記録。チーム成績の悪さから新人王の受賞は逃したが、NBAオールルーキーファーストチームに選出された。

2021-22シーズン、2021年11月10日のゴールデンステート・ウォリアーズ戦でこの時点でのキャリアハイとなる48得点を記録した。2022年1月25日のポートランド・トレイルブレイザーズ戦で40得点、9リバウンド、3ブロック、3スティールを記録した。なお、20歳以下の選手がアシストなしで40得点以上を記録したのはカーメロ・アンソニーに次ぎNBA史上2人目だった。4月7日のサンアントニオ・スパーズ戦でこの時点でのキャリアハイとなる49得点を記録した。プレーオフではメンフィス・グリズリーズとのファーストラウンド第1戦で36得点、6アシストを記録し、試合は130-117で勝利した。2勝3敗と追い詰められた第6戦では30得点、5リバウンド、5アシスト、2スティール、2ブロックを記録したが、試合は106-114で敗れ、敗退となった。

2022-23シーズン、2023年1月21日のヒューストン・ロケッツ戦で8本の3ポイントシュートを成功させ、シーズンハイとなる44得点を記録した。2月10日、怪我のため欠場するステフィン・カリー、ザイオン・ウィリアムソンの代理として、ディアロン・フォックスと共に初のNBAオールスターゲームに選出された。レギュラーシーズンをカンファレンス8位で終え、プレーイン・トーナメントを勝ち抜きプレーオフに出場。デンバー・ナゲッツとのファーストラウンド第2戦で41得点を記録し、サム・キャセールの保持していたウルブズの選手のプレーオフ1試合における最多得点記録を更新したが、試合は113-122で敗れた。第3戦では36得点を記録し、プレーオフにおいて22歳未満で30得点以上を記録した試合数がコービー・ブライアントに次ぎNBA歴代2番目となったが、試合は111-120で敗れた。0勝3敗と追い詰められた第4戦では34得点、6リバウンド、5アシスト、2スティール、3ブロックを記録し、試合はオーバータイムの末に114-108で勝利した。第5戦では29得点、8リバウンド、7アシスト、2ブロックを記録。109-112で迎えた試合終了間際に同点のブザービーターを狙って放った3ポイントシュートが外れ、敗退となった。

2023-24シーズン開幕前に、背番号を1から高校、大学時代に着用していた5へ変更した。2024年1月27日のサンアントニオ・スパーズ戦でキャリアハイとなる12アシストを含む32得点、6リバウンドを記録した。2月1日に2年連続となるオールスターゲームに選出された。3月17日のユタ・ジャズ戦で31得点を記録。同一シーズンに記録した30得点超えの試合数を26とし、ケビン・ラブが保持していた球団記録を更新した。4月10日のワシントン・ウィザーズ戦でシーズンハイとなる51得点を記録した。レギュラーシーズン終了後、オールNBAセカンドチームに選出された。プレーオフではファーストラウンドでフェニックス・サンズと対戦し、3勝0敗で迎えた第4戦で40得点(うち31得点は後半で記録)、9リバウンド、6アシストを記録し、試合は122-116で勝利。ウルブズは20年ぶりとなるプレーオフでのファーストラウンド勝利となった。また、プレーオフで30得点以上を記録した試合数が8となり、ケビン・ガーネットが保持していた球団記録を更新した。カンファレンスセミファイナルでは前年敗れたデンバー・ナゲッツと対戦。第1戦でプレーオフでのキャリアハイとなる43得点を記録し、試合は106-99で勝利した。プレーオフにおいて22歳以下の選手が2試合連続で40得点以上を記録したのはコービー・ブライアントに次ぎNBA史上2人目だった。第4戦ではプレーオフでのキャリアハイを更新する44得点を記録したが、試合は107-115で敗れた。ナゲッツに4勝3敗で勝利し、カンファレンスファイナルでダラス・マーベリックスと対戦。0勝3敗と追い詰められた第4戦で29得点、10リバウンド、9アシストを記録し、試合は105-100で勝利した。第5戦では28得点、9リバウンド、6アシストを記録したが、試合は103-124で敗れ、敗退となった。

2024-25シーズン、2025年1月4日のデトロイト・ピストンズ戦で10本の3ポイントシュートを成功させ、キャリアハイとなる53得点を記録したが、試合は105-119で敗れた。

代表歴

2023年、FIBAワールドカップのアメリカ合衆国代表に選出された。同大会では全8試合に出場して平均18.9得点を記録し、オールFIBAワールドカップチームに選出された。

2024年のパリオリンピックにアメリカ合衆国代表として出場し、6試合で平均12.8得点を記録。チームは優勝し、金メダルを獲得した。

人物

野球には興味がなく、2021年オフにMLBで活躍したアレックス・ロドリゲスがウルブズの共同オーナーに就任した際に、ロドリゲスの存在を知らなかった。

2022年6月にNetflixで配信されたNBAを題材とした映画「ハッスル」に、同じくNBA選手のフアンチョ・エルナンゴメスと共に出演している。

個人成績

NBA

レギュラーシーズン

プレーオフ

カレッジ

脚注

外部リンク

  • 選手の通算成績と情報 NBA、NBA日本、Basketball-Reference、ESPN、Eurobasket、RealGM、Yahoo
  • Georgia Bulldogs bio
  • カレッジ通算成績と情報 Sports-Reference、ESPN College、Rivals、ESPN Recruting、247Sports
  • USA Basketball bio
  • アンソニー・エドワーズ (@theanthonyedwards_) - Instagram

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