キングストンヒル (Kingston Hill) はイギリス生産の競走馬、種牡馬である。主な勝ち鞍は2013年のレーシングポストトロフィー(G1)、2014年の英セントレジャー(G1)。
戦績
2011年1月15日にアイルランドで誕生。マスタークラフツマンの初年度産駒にあたる。2012年10月のタタソールズセールにて7万ギニーで購買された
2013年9月にアンドレア・アッゼニ騎乗でデビューし、翌月のレーシングポストトロフィーを無傷の3連勝で制してカルティエ賞最優秀2歳牡馬の座に輝いた。
翌2014年は初戦の英2000ギニーこそ8着に沈んだが、英ダービーではクールモアグループの超良血馬オーストラリアと直線でマッチレースの形になり、1馬身1/4差の2着に入った。オーストラリアとの再戦が予定されていたアイリッシュダービーは木曜、金曜の雨予報もあり前売り重馬場が得意なキングストンヒルが1番人気に推されていたが、予想に反して堅い馬場となったため、レース当日の朝に出走取り消した。翌週のエクリプスステークスへスライド出走して4着となった。
秋は英セントレジャーを制し、G1・2勝目を挙げる。ロジャー・ヴァリアン調教師とアッゼニ騎手はともにクラシック初勝利。父マスタークラフツマンにとっても産駒初のクラシック競走制覇となった。
年内最終戦の凱旋門賞では20頭立ての大外枠からの発送となったが、トレヴの4着に粘った。
2015年は左前脚の故障に悩まされ、シーズン終盤の復帰が目指されていたが果たせないまま9月18日に現役引退が発表された
競走成績
以下の内容は、Racing Postの情報に基づく。
種牡馬時代
2016年からアイルランドのクールモアスタッドで種牡馬入りした。初年度の種付け料は6000ユーロ。
血統表
脚注
外部リンク
- Kingston Hill - クールモアスタッドによる紹介
- 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ、Racing Post



