伊藤 将充(いとう まさみつ、1998年2月27日 - )は、北海道下川町出身の元スキージャンプ選手である。
経歴
3歳の時から父(伊藤克彦)の影響でジャンプをはじめ、小中は下川ジャンプ少年団で活躍し、2007年には小学4年生でテストジャンパーとして史上最年少でのラージヒル飛行記録を樹立した。また中学1年から3年まで雪印メグミルク杯ジュニアの部を史上初めて3連覇した。高校は地元の北海道下川商業高等学校に入学し、2年時に国体およびジュニアオリンピックを優勝、3年時には14歳から18歳までを対象としたユースオリンピックの代表に選ばれ日本選手団の旗手も務めた。結果は4位入賞となった。また雪印メグミルク杯少年の部、高校総体を優勝し、ジュニアオリンピックを連覇した。卒業後は姉の伊藤有希と同じ土屋ホームに入社した。
ジュニア世界選手権には2014年から2018年まで5年連続で代表となり、2016年ルシュノフ大会男子団体と、2017年パークシティ大会混合団体で銅メダルを獲得した。また、2017年にはアジア冬季競技大会札幌大会の代表となり、団体戦で金メダルを獲得した。
2023年3月、現役引退を表明した。
成績
国際大会
アジア冬季競技大会
- 2017年札幌大会( 日本)
- 男子団体ラージヒル 1位(岩佐勇研、佐藤幸椰、中村直幹、伊藤将充)
ジュニア世界選手権
- 2014年ヴァル・ディ・フィエンメ大会( イタリア)
- 男子個人 33位
- 男子団体 11位(小林陵侑、奈良拓実、西方慎護、伊藤将充)
- 2015年アルマトイ大会( カザフスタン)
- 男子個人 25位
- 男子団体 6位(佐藤幸椰、小林陵侑、渡部陸太、伊藤将充)
- 2016年ルシュノフ大会( ルーマニア)
- 混合団体 6位(渡邉陽、伊藤将充、勢藤優花、小林陵侑)
- 男子団体 3位(伊藤将充、岩佐勇研、中村直幹、小林陵侑)
- 2017年パークシティ大会( アメリカ合衆国)
- 男子個人 5位
- 混合団体 3位(渡邉陽、伊藤将充、瀬川芙美佳、岩佐勇研)
- 男子団体 4位(伊藤将充、栗田力樹、二階堂蓮、岩佐勇研)
- 2018年カンデルシュテーク大会( スイス)
- 男子個人 35位
- 男子団体 7位(伊藤将充、山川太朗、岩佐勇研、栗田力樹)
ワールドカップ
- 最高順位 33位
サマーグランプリ
- 最高順位 36位
コンチネンタルカップ
- 最高順位 6位
国内大会
- 第52回、53回、54回 雪印メグミルク杯全日本ジャンプ大会ジュニア組 - 優勝
- 第57回 雪印メグミルク杯全日本ジャンプ大会少年組 - 優勝
- 第65回 全国高等学校スキー大会 - 優勝
- 第70回 国民体育大会冬季大会スキー競技会少年組 - 優勝
- 2015、2016全日本ジュニアスキー選手権大会 - 優勝
- 第33回 札幌市長杯宮の森サマージャンプ大会少年組 - 優勝
脚注
外部リンク
- “伊藤将充 - FIS公式データ”. 2016年12月3日閲覧。 (英語)




