重安駅(しげやすえき)は、山口県美祢市大嶺町北分字山崎にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)美祢線の駅である。
歴史
- 1916年(大正5年)9月15日:美祢軽便鉄道が伊佐駅(現・南大嶺駅)から当駅までの区間で開業した際に、その終着駅として設置。一般駅。
- 1920年(大正9年)
- 6月1日:美祢軽便鉄道国有化。鉄道省美禰軽便線の駅となる。
- 10月30日:美禰軽便線が当駅から於福駅まで延伸。途中駅となる。
- 1922年(大正11年)9月2日:軽便線の呼称廃止に伴い美禰軽便線が美禰線(1963年より美祢線と表記)に改称され、当駅もその所属となる。
- 1982年(昭和57年)10月1日:専用線発着を除く貨物の取扱を廃止。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物の取扱を廃止。
- 1986年(昭和61年)11月1日:駅員無配置駅となる。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道・日本貨物鉄道の駅となる。
- 2009年(平成22年)10月18日:この日をもって貨物列車運行終了、貨物取扱休止。
- 駅構内に太平洋セメント重安鉱業所の石灰石積込施設があり、そこから石灰石を輸送するためのDD51形ディーゼル機関車およびホキ9500形貨車(太平洋セメント所有の私有貨車)による専用貨物列車が1日1往復宇部岬駅との間で2009年10月18日まで運行されていた。
- 2010年(平成22年)7月15日:大雨による厚狭川氾濫で橋梁や路盤が流失。全線不通となり、営業休止。
- 2011年(平成23年)9月26日:全線開通により、営業再開。
- 2014年(平成26年)4月1日:日本貨物鉄道の駅が廃止され、貨物取扱終了。
- 2023年(令和5年)7月1日:大雨による厚狭川増水で橋梁や路盤が流出。全線不通となり、営業休止。4日より代行バスが運転開始。
駅構造
島式ホーム1面2線の構造を持ち、列車交換が可能な地上駅。長門鉄道部管理の無人駅であり、自動券売機もない。下り線西側に駅舎があり、ホームへは構内踏切で移動する。駅舎直結の線路(1番線)もあるが、乗降用としては使われていない。ホーム上に木造の待合所がある。
のりば
利用状況
1日の平均乗車人員は以下の通り。駅周辺の過疎化およびモータリゼーションによって20年間で10分の1になっている。
駅周辺
駅前には商店が数軒ある。住宅は少ない。
- 重安石灰
- 山崎郵便局
- 美祢警察署 重安駐在所
- 国道316号
隣の駅
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)
- ■美祢線
- 美祢駅 - 重安駅 - 於福駅
脚注
参考文献
- 曽根悟(監修)(著)、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)(編)「山口線・美祢線・宇部線・小野田線・岩徳線」『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』第7号、朝日新聞出版、2009年8月23日。
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
外部リンク
- 重安駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道




