ワンロップ・ウィラサクレック(Wanrop Weerasakreck、1983年11月14日 - )は、タイの男性ムエタイ選手。コーンケン県出身。WSRフェアテックスジム(西川口ジム)所属。元WPMF世界スーパーバンタム級王者。ワンロップ・バブウェッサーのリングネームで試合を行ったこともある。
得意技は肘打ち。通称『切り裂き魔』と呼ばれ、対戦相手に恐れられている。
来歴
8歳で地元のムエタイジムに入り、ムエタイを始めた。幼少時代は、ケンカなどはせず、サッカー好きのスポーツ少年だったという。
プロのリングには、当時から上がっていて、有望な選手だった。しかし、本人曰く「疲れた」という理由で、15歳から18歳までの間はムエタイを止めていた。
2003年3月9日、19歳で来日し、ニュージャパンキックボクシング連盟で桜井洋平と対戦し、判定負け。その後、ウィラサクレック・ジムに所属し、ウィラサクレック会長の指導のもと、その素質が開花した。
2004年にはM-1バンタム級王者となった。その後、バンタム級では相手がいなくなり、スーパーバンタム級に階級を上げた。
2003年から2007年まで、藤原国崇、アトム山田、歌川暁文、藤原あらし、森田晃允、山本真弘、米田貴志、などの日本人選手に勝ち、2003年3月~2007年9月まで2度のドロー以外は日本人に無敗だったので日本人キラーと呼ばれた。2007年10月に藤原あらしに判定負けしリベンジされるも、その後も、寺戸伸近、前田尚紀、山本元気、などの日本人選手に勝つ。
2009年1月18日、代々木第二体育館で開催された『ムエローク Japan 2009』で、WPMF世界スーパーバンタム級王者となった。
2009年9月13日、ディファ有明で開催されたM-1興行で過去1勝1敗の藤原あらしとWPMF世界スーパーバンタム級防衛戦が対戦し、判定負けで王座から陥落。この試合をもって日本ムエタイ・キック界から引退した。
戦績
74戦59勝(21KO)10敗5分
獲得タイトル
- 初代M-1バンタム級王座
- WPMF世界スーパーバンタム級王座
関連項目
- 男子キックボクサー一覧
- 世界プロムエタイ連盟世界王者一覧
外部リンク
- WSR 選手データ




